妙高周辺エリア山スキー


妙高山を取り巻くエリアは山スキールートの宝庫。スキー場がたくさんあり、リフトを利用し楽してたくさん滑ることができる。なので、1月2月に訪れることが多い。ただ、楽に登れるのは外輪山で、主峰である妙高本山に登るには、少し気合いが必要。春になると火打山を絡めたロングルートに繰り出す人が多い。

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ガラソノ沢源頭周遊  ロケーション 体力度 難易度 
大倉山から鬼ヶ城にかけての稜線の北側がガラソノ沢の源頭部。ここにはとっても癒される牧歌的な斜面が広がっています。テレマーク向きとでも言いましょうか・・。穏やかな源頭の先は崖になっています。下まで抜けるルートもありますが、色々と面倒なので源頭部を周遊して笹ヶ峰に戻ることにします。

高谷池ヒュッテを過ぎ、火打山の登りに差し掛かるところで、ガラソノ沢右俣に滑り込みます。斜面は穏やかでカンバの疎林となっています。末端まで滑ったら、左俣と右俣を分ける尾根へと登り返し。そこから左俣の末端まで滑ります。ロケーションは申し分ナシ!

末端まで滑って大滝の音を聞きながら登り返しの準備をし、黒沢ヒュッテへと登り返します。滑ってヨシ!登ってヨシ!のガラソノ沢源頭部。登り返しが多くて疲れますが、旅系満点で充実のツアーになること間違いナシ! 
ガラソノ沢右俣の滑り出し 過去の日記はこちら ⇒ 2011.4 
濁俣川右俣から岡沢集落へ ロケーション 体力度 難易度  
火打山東面から岡沢集落に抜けるコースは何本かありますが、この濁俣川の右俣を滑って抜けるのが一番最短です。ただ、登山口と下山口が離れていて、公共交通機関の利用も難しいので、そこらあたりがこのルートの核心と言えるかもしれません。

笹ヶ峰から高谷池ヒュッテを過ぎ、天狗の庭から稜線に出たところが滑り出し地点。濁俣川の源頭部はまったり系です。まったり系から一気にゴルジュ帯に突入!見た目はかなり険悪ですが、ルート自体はわりと簡単。雪の状態と落石の多い少ないで状況は大きく変わりそう。

左俣と合流してからは左岸の台地に上がり、うまくルートを取りながら発電所の送水管の尾根の末端まで滑ります。ここから長い林道歩きの末、やっと岡沢の除雪終点へ。
 
濁俣川右俣ゴルジュ  過去の日記はこちら ⇒ 2013.4 
大倉山北斜面  ロケーション 体力度 難易度 
大倉山は妙高外輪山の一部で、妙高山の北に位置します。とくに目立つ山ではないのですが、大倉山の北側には癒し系の斜面が伸びています。この斜面が目的になることはほとんどないと思われますが、ガラソノ沢源頭部同様に牧歌的なロケーションが展開しています。

笹ヶ峰から黒沢沿いを詰め、黒沢湿原を突っ切りヒュッテへ。そこからトラバース気味に登って外輪山の稜線に。一番高いところが大倉山。このあたりから北に向かって滑り込むのですが、造成したかのようなフラットな斜面にカンバの疎林がポツリポツリ。斜度は緩いけど爽快感は満点です。

末端まで滑ったら登り返すしかないのが面白くないけど、仕方ないですね。ヒュッテから来た道を戻るもヨシ、三田原山に登って涸沢沿いを滑るもヨシ!三田原山に登ると最後に1000m滑ることができて充実します。
  過去の日記はこちら ⇒ 2012.4  
サクラ谷から鍋倉谷  ロケーション 体力度 難易度  
鍋倉谷は富士見平の尾根から影火打にかけての稜線が流域となっています。支流はたくさんあって、それぞれ滑られているようですが、一番お手軽なルートがこのルートです。

高谷池ヒュッテの上から滑り出し、とにかく谷沿いを滑っていると、地図上でのサクラ谷と合流し、しばらくで本流の鍋倉谷になります。本流下流部はヒコサの滝とかあるので、左が台地状になったら乗り上げます。林道に出て、笹ヶ峰まではひと頑張りが必要。

楽をしようと思えば、高谷池ヒュッテまで行かなくても、黒沢岳のトラバースからそのまま谷に滑り込めば、同じルートになります。
  過去の日記はこちら ⇒ 2010.4 
三田原山 涸沢コース  ロケーション 体力度 難易度 
三田原山はどこを滑っても同じようなロケーションというイメージがあります。涸沢沿いのルートは厳冬期よりも笹ヶ峰まで開通後の4月下旬からが旬となります。

笹ヶ峰の手前に車を止め、登った通りに滑るパターン。笹ヶ峰から黒沢沿いに登り、黒沢湿原から三田原山に登って涸沢沿いを滑るもの。また、黒沢岳の東面を滑った後に三田原山を登るもの。組み合わせればいくらでも考えられます。あちこちに行った後の最後の滑りとしての位置づけになるでしょうか。

厳冬期に三田原山外輪山の2300mから滑り出す角度を間違えて、涸沢沿いを滑ってしまったことがあります。涸沢の谷の中は極上パウダーだったのですが、降りついた林道は笹ヶ峰の近くなので、杉ノ原のスキー場までかなり歩かされる羽目になりました。自業自得なんですがね・・・。
  過去の日記はこちら ⇒ 2012.4  
笹ヶ峰からの登りルート  ロケーション 体力度 難易度  
例年4月の中旬から下旬にかけてに笹ヶ峰までの林道が開通します。開通を待ちかまえていたかのように、多くの山スキーヤーが集結します。駐車場も一部除雪するのですが、かなり早く到着しないと駐車場には止めることができないでしょう。

笹ヶ峰の登山口から台地を適当に進むと黒沢に架かる橋に出ます。ここでルートは二分します。黒沢を渡って夏道に近いルートで十二曲を登って富士見平に登り上げるもの。もうひとつは黒沢沿いに登り、左斜面が緩んだところで黒沢から離れて富士見平に向かうもの。雪付きさえ良ければ、黒沢を詰める方が楽に思われます。

黒沢岳を夏道同様にトラバースし、高谷池ヒュッテへと滑り込みます。また、黒沢ヒュッテに行くには、黒沢を忠実に詰めれば黒沢湿原に出るので、湿原を突っ切ればヒュッテです。
  過去の日記はこちら ⇒ 2010.4  

妙高外輪山周回コース

 ロケーション 体力度 難易度
妙高外輪山周回スキーツアー 妙高外輪山周回ルートは妙高エリアの概念をつかむにはもってこいのルート。アップダウンがあったりして、滑り派には楽しくないが、スキーならではの機動力でクラシックルート的に楽しめる。車2台ないと厳しいのが難点。

起点は三田原山が一般的。外輪山の一角に出てからは、色々なルート取りが考えられる。尾根通しに行くもよし、カルデラに滑り込むもよし、想像力を働かせて決めよう。

滑りは期待しない方がよいが、三田原山から黒沢池に滑り込む浅い谷、黒沢山の北斜面はパウダー率がかなり高い。黒沢池ヒュッテあたりから先は馴染みのない景色が続く。一番目を引くのは容雅山だった。
神奈山付近からの容雅山 過去の日記はこちら ⇒ 2007.3
 

妙高本山ルート

 ロケーション 体力度 難易度
妙高本山ルート 妙高本山は妙高山の主峰なのに、ほとんど登る人はいない。手間はかかるし、登ったっていうだけで、滑りもそんなに楽しくないし、下山も骨が折れる。スキーの世界においてピークハント的な色が濃い山。

妙高本山へは三田原山からのアプローチが一番早い。三田原の外輪山に出たら、適当にカルデラに滑り込む。カルデラ内はなかなか良いところ。この時は三田原山の山頂から滑ったが、かなりの急斜面でビビった。2300mあたりから滑るのがベター。

2300mあたりから見ると、どこも厳しそうに見えるが、夏道の通る西面は浅いU字の谷で、傾斜も緩い。シールで登って行くことができる。滑りは無難に登ってきた谷を滑るのが楽だが、山頂から何本かのシュートがあり、そこを狙う人もいる。下山は外輪山を登り返すか、滝沢尾根に降りる。
外輪山越しの火打山と焼山 過去の日記はこちら ⇒ 2007.1
 
 

関温泉三角ルート

 ロケーション 体力度 難易度
関温泉三角ルート 妙高でも北側と南側では雪の量が全然違う。この関温泉あたりは妙高の中でも一番雪が多いところ。関温泉スキー場から神奈山に伸びる尾根の途中にある三角地形が通称「三角」と呼ばれるエリア。お手軽に登れて、良質の深いパウダーを頂ける確率が高い。

スキー場から登り始め、やせた部分が終わるとすでに三角の一角。三角の頂点目指して登る。ここから神奈山まではナイフリッジ状の尾根となるため、神奈山へのルートとしては使いにくい。

三角の頂点からは登ってきたルートを戻るもよし、幕ノ沢に滑るもよし。幕ノ沢に滑ると、休暇村のスキー場に出る。神奈山に登るには、通常北隣の藤巻尾根を使う。滑るだけなら三角の方が面白い。
関温泉からの尾根は妙高本山が良く見える  過去の日記はこちら ⇒ 2006.1

三田原山ノーマルルート

三田原山スキールート 杉ノ原スキー場から標高差450mで滑り出しに、そこから約1000m滑ることができるお手軽コース。標高も高く雪付きもいいので、三田原山シーズンインすることも多い。急斜面こそないが、適度な斜度が続く。景色もなかなか。

スキー場から少し台地を登り、適当なところで沢を渡る。沢は雪崩事故が起きているので要注意。対岸に渡るとあとは上へ上へと登れば、2300mの標高点のあるところに登りつく。滑るルートはどこでも良いが、池の峰の尾根より西に行くと、最後の林道でハマる。

上部はダケカンバの疎林帯で爽快!中間で針葉樹やブナの密林地帯に入るが、縫って滑るのもまた楽しい。最後は林道にぶつかる。この林道さえ見落とさなければ、悪天でも入れるルートだ。


 過去の日記はこちら↓
2009.1 2008.1 2007.1 2007.2 2006.1
2006.3 2005.1 
 
 三田原山の斜面と雲海に浮かぶ黒姫山
 

前山 滝沢尾根 

ロケーション 体力度 難易度 
妙高前山滝沢尾根 赤倉スキー場から登り、南隣の滝沢尾根を滑って降りるルート。こちらも三田原山と同じように、約450m登って、1000m滑ることができる。言わば、反則のようなルート。

三田原山と違うのは、三田原山が斜面なのに対して、滝沢尾根は基本的に尾根滑り。樹林の密度は滝沢尾根の方がずっと濃い。あと、眺めも三田原山には劣るんだわ・・・。というわけで、三田原山よりも滑りに行く頻度はずっと小さいのである。

リフト終点が1500m。このまま登れば前山。山頂からは南東に派生する尾根を滑る。出だしはやせ尾根だが、そのうち広くなってくる。1211mを目標に定め滑る。二俣の右俣寄りに降りれば、赤倉スキー場に戻るトレースに乗れる。 
 赤倉山と地獄谷の煙  過去の日記はこちら ⇒ 2005.1 2003.3
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