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3本目のリフトが架かるゲレンデを登る。4人組が先行し、それを追うような形だ。きのうのものと思われるトレースが付いていた。たまに樹林の中に入ったりしながらも、ほとんどゲレンデを登る。このリフトの終点からは平らなところがしばらく続き、またやや急になってくる。登るにつれて雪がたっぷりとなり、樹氷の大きさも増してくる。稜線に出てからは稜線歩きになるのだが、まっすぐは登れないため、弱点をつくようにトレースがついていた。やがて山頂手前の小ピークに着いた。 黒姫山の山頂はパス。ここの稜線は東側が開けており、野尻湖方面の展望が素晴らしい。山のある東側の展望もいいのだろうが、樹林が濃いためほとんどなにも見えない。黒姫本体の山腹だろうか、疎林の素晴らしい斜面が見えていた。雨飾山、金山、焼山などの真っ白な斜面にもそそられた。 雪質は最高!・・・が、ワックスを塗っていない板は、すぐに団子になってしまい滑らない。団子のせいで、滑っていて板がはずれることが何度もあった。あの二人は深雪を裏声でヒャーヒャー言いながら気持ち良さそうにこっちは滑らないので、二人にはどんどん遅れていってしまった。滑り出しは結構急だが、中間部は緩くなってくる。1396mの台地はタラタラ下りで、その先は樹林の濃い急斜面となる。なかなかよい斜面と雪質だっただけに、ワックスを塗ってこなかったことを大変後悔。帰ったらさっそく塗るべし。 スキーセンターでゆっくり休憩し、少し下の「あすなろ」おという旅館のようなところで温泉にな入った。帰りに「道の駅しなの」によると、さっきまでは有料で売っていた貝を、ちょうど行ったくらいで閉店準備となり、残りはタダで配っていた。ありがたく頂く。最後の底のほうに残っていたヤツなので、えらい濃かった。夕方4時頃には豊科に着いた。
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