東北北部遠征の最終日は岩手県北部の稲庭岳で山スキーです。もう少しで青森県という立地。家に帰ってくるのが一番の核心と言えそうです。もう一つの核心は長い長い牧場歩き。片道6キロの行程のうち4キロが牧場。しかも、ほぼ平坦。結構な牧場好きなのですが、ちょっと長過ぎですね。ま、短いルートも選べるようなので、次回来ることがあればそちらから。夏の登山口から山頂の間は、ロケーション、斜面とも優れておりました。
日程: 2018年3月18日(日) 天気: 晴れ時々くもり ジャンル: 山スキー エリア: 岩手県 メンバー: T世 コースタイム: 入山口(7:05)⇒牧場入口(7:35)⇒高曲原登山口(9:15)⇒稲庭岳(10:10~25)⇒高曲原登山口(10:40)⇒牧場入口(11:20)⇒入山口(11:30) 登山口情報 除雪終点少し手前の広くなったところに駐車。除雪終点の先には雪上車の跡が伸びており、終点に駐車すると邪魔になる可能性あり…? 温泉:天台の湯(500円) 食事:コンビニ |
前日は秋田駒に行ってて、西根の道の駅で車中泊。早めに下りて安曇野に戻らないといけないので、5時に起きて稲庭岳に向かいます。空模様はと言いますと、山にかかる雲はないものの、高い雲が空全体を覆っているような感じ。岩手山、八幡平、七時雨山など見ながらのドライブです。安代から二戸に向かうにつれ、雪はどんどん減ります。心配になってきますが、登山口に近づくと増えてきてひと安心。
除雪のドン付きから先に雪上車の跡が伸びてたので、停めるのはまずいかな…。牧場にある風車の保守用かなと思われます。少し戻ったところにある、車1台分が止めれるスペースに駐車。
開けた耕作放棄地のようなところを進むと杉林に突入。手入れがされてないのか藪っぽく、小枝に引っ掛かりながら通過。杉林を抜けると急斜面になり、それを登り切って車道を進むと牧場。牧場はだいたいは雪に覆われていますが、ところどころ地肌が出てるところがあります。牧場は吹き曝しでしょうから、雪付きが悪いんでしょうね。
この耕作放棄地のようなとこからスタートです
急な車道を登っていくと・・・
牧場に出ると展望が広がります。いつの間にか青空が広がる天気に。牧場越しに見える稲庭岳、岩手山、八幡平が素晴らしいですね~。安比のスキー場がある前森山は爪痕のようになってて痛々しく見えます。そして、進行方向には稲庭岳。遥か彼方に見えます…。牧場が長いことは簡単に想像できましたが、その想像を上回る遠さです…。往きは頑張るので、帰りなんとか滑って欲しいところ。
牧場は最短で進もうとすると、雪が途切れているところがあります。2か所くらい雪を拾いながら迂回したかな。なんとかスキーのまま通過。雪が完全に途切れてしまうのも時間の問題かもです。牧場には風力発電の風車が3基。ここは稲庭高原と呼ばれているみたいで、風車も観光の一部のようでした。風景としても風車が似合う雰囲気です。牧場はとってもいいとこなんですけどね…、如何せん長すぎ。
牧場に出ました! 岩手山、前森山、八幡平
牧場には3基の風車があります
七時雨山
正面の山が稲庭岳
雪のあるところをつないで進みます
雲もいい感じです
だいぶ稲庭岳が近付いてきたかな
牧場らしい雰囲気ですね~
歩いてきた方
やっと牧場が終わり、尾根がやや細くなるところは車道を辿ります。そして、稲庭岳本体の基部に当たるところに出ます。ここが夏の登山口かな。キャンプ場もあったりします。実施ここから稲庭岳登山ってとこですかね。
気持ちの良いカンバの林の中を登っていきます。牧場から見えていた切り開きのような斜面に出てみます。切り開きにブナがポツリポツリと残されていて、とっても牧歌的な雰囲気です。斜度もロケーションも最高な感じ。滑るのが楽しみだ。ここから細くて低いカンバの映える尾根道に。山頂までが長く感じました。
やっと牧場が終わって車道歩きに
ここが夏の登山口 キャンプ場にもなってました
キャンプ場からカンバ林を登ります
牧場から見えていた切り開き斜面に入ります
そこには極上斜面が広がっています
帰りが楽しみだ! ここしかないので
天気も思ったより晴れてくれてます
七時雨山(右)と奥は早池峰山
岩手山、前森山、八幡平
四角岳の方かな?
稲庭岳山頂は展望が素晴らしいです。七時雨山、岩手山、八幡平、森吉山、岩木山、八甲田山がわかる山。そこそこ立派に見える山もあったけど、馴染みがないのでよくわかりません。十和田湖方面にいくつか立派な山がありましたね。徐々に覚えていくとするかな。山頂は風が強くて寒いので、手早く滑る準備をしました。
稲庭岳の山頂です!
山頂からは北の展望が 八甲田山が見えてます
岩木山も見えています
稲庭岳山頂は展望が素晴らしいです。七時雨山、岩手山、八幡平、森吉山、岩木山、八甲田山がわかる山。そこそこ立派に見える山もあったけど、馴染みがないのでよくわかりません。十和田湖方面にいくつか立派な山がありましたね。徐々に覚えていくとするかな。山頂は風が強くて寒いので、手早く滑る準備をしました。
夏の登山口から少し緩い登り。今日はウロコで来てるので威力を発揮するところです。T世さんは板を手に持って歩きますが、たいした労力ではなさそうです。尾根の車道はよく滑りました。牧場はターンできるほどの斜度はほとんどないです。真っすぐ滑っても止まってしまうとこ多数で、手漕ぎ多用です。今日は腕が疲れるな。一部緩い登りもあり。それでも、登りに比べるとずいぶん早く牧場を通過です。
牧場から車を止めたところまで、約150mという貴重な標高差があります。快適な斜面はないのですが、極力楽しんで滑りました。無事下山であります。
温泉は少し反対方向にはなりますが、一番近い『天台の湯』へ。ここらから登ると長い牧場が回避できるようです。明日は仕事なので帰らないといけません。盛岡から秋田に抜けるルートで高速使います。距離は700キロ弱。13時前に出て、自宅には23時着。約10時間ってとこですな。