品倉山 山スキー湯殿山スキー場からの往復です 月山をバックに湯殿山山頂
湯殿山スキー場から品倉山に登ってきました。姥ヶ岳のチョイ北から派生する尾根の末端にある、わりと立派な山が品倉山です。月山スキー場から登って、品倉尾根など辿って湯殿山スキー場に降りるコースがメジャーですが、今回は下から登って様子を見ておこうということです。スキー場から品倉山基部まではダラダラで、品倉山本体は急傾斜という極端な山でした。 ■湯殿山スキー場を登り始めます早朝4時前に安曇野を出発。9時半過ぎに湯殿山スキー場へ。行程の短い山以外は前夜発ですな〜。天気は晴れだけど、空気はだいぶ霞んでます。南風が強いからかな。スキー場に着くと、えらい賑やか。営業は終わってるけど音楽が流れてて、地元のちびっこたちが練習していました。デポ車と思われる車は少なかったです。月山スキー場の営業は明日日曜日からだからかな。 まずはスキー場登り。正面は斜度があるので、左にある林道から取り付きます。全体的にかなり緩いスキー場ですな。あとほど緩くなるので、目指す品倉山はまだお目見えしません…。スキー場は元々は縦に2本あったと思われますが、上のゲレンデは現在はやってないです。
■途中にあった中台池に立ち寄ってみますリフト1本分を登ったとこで地図を見ると、近くに中台池というのがありました。せっかくなので立ち寄ってみましょう。ゲレンデの先はわりと立派なブナ林となってまして、なかなか雰囲気良かったです。そのブナ林の先に白いとこが見えてきました。そこが中台池です。もちろん雪に埋まっています。雪原なので見晴らしがよく、月山の西面が雄大に広がっています。
■ダラダラと歩いて、最後に品倉山本体の急斜面に池から適当に登っていると、右手に木の生えてないとこが見えました。行ってみると今はやってないゲレンデ。地形図にはリフト載ってますが…。風情はないけど、登りやすいのでゲレンデを登っていきます。廃ゲレンデトップから先はさらに斜度が緩みます。ここでやっと品倉山が出現!結構立派な山じゃないですか! 樹林帯で雪が積もってるんですけど、なんとなく道があるってのはわかりますので、それを追いかけます。古いトレースの名残もありますね。まあ、どこをどう歩いても、品倉山の基部に吸い寄せられる地形です。最初は遥か先に見えた品倉山、どこを登ればいいのかなあ…とか思いながら歩いていると、いつの間にか基部に到着!品倉山本体の登りに備えて休んでおきます。 見るからに正面は急です。右のスカイラインが緩そうに見えますね。地図を見てもそんな感じ。ただ、どこを登っても、どこかで1ヶ所は急な部分があるようです。正面は避けて、一応右の尾根を登るつもりでトラバース。尾根に乗るとこがやっぱり急。ただ、雪は緩いので何とでもなる範囲の斜度です。 尾根に登るより、谷が登りやすそうに見えたので、まずは谷を登っていきます。斜度はあるけど雪面が平らなので登りやすい。登るほどに斜度が増し、限界のところで尾根に移動しました。尾根に乗っかるってみると、最初から尾根の方が登りやすかったみたい。まあ、最初から尾根登ってたら、滑るのも尾根だったでしょう。登った沢が唯一の極上斜面だったのでした。
■品倉山山頂は月山西面の様子がよくわかります尾根の斜度が徐々に緩んで、左に回り込んでいくと品倉山山頂。…と思ったら、三角点のある山頂はすぐ先のポコでした。これは家に帰ってから気付いたので、どうしようもないです…。でも、この先も登り加減でポコがたくさんあるので、山頂って感じじゃないですから。ヨシとしましょう。 品倉山からの展望ですが、一番目に付くのは湯殿山ですね。手前両側に薬師岳と仙人岳を従えて、荒々しく聳えております。この角度(北西)からの湯殿山はあまり見ないので、なかなか新鮮でございました。そして、左に目を移していくと、横広の月山本体。明日はあそこに行けるかな…?そしてそして、何より興味津々で眺めていたのが、北品倉尾根と呼ばれる尾根に広がる裾広がりの斜面。結構滑られているだけのことはありますね。とっても気持ちよさそうに見えます。来年行くべ!
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■急斜面から始まって、あとはダラダラ・・・滑るルート取りは登ってきたままが良いと思われます。尾根を少し滑って降りて、登ってきた浅い沢に入ります。最初はちょっと急ですが、そのうち斜度は落ち着きます。ここは広くて平らで、樹間も適度に開いてます。雪質も締まり加減のザラメで滑るのにちょうどいい感じ。そんな極上斜面は100mちょっとでオシマイ…。 トラバース気味に夏道のラインに戻ります。夏道沿いは斜度もないし、雪も緩んで止まるようになり、半分歩いていた印象ですね。それでも下りベースだと早いです。あっという間に廃ゲレンデ上部に到着です。ここからはゲレンデを快適に…と思いきや、斜度がなくて圧雪してないので滑りません…。たま〜に出てくる斜度のある斜面で、一生懸命ターンしてました。そんなこんなでゲレンデベースへ。 湯殿山スキー場から品倉山は、急か緩いか両極端で、ちょうど良い斜度ってのがなかったです。楽しいのは楽しかったけど、メジャーなルートにはならないだろうな…と思いました。新雪が積もった時なんて、下りラッセル確実!急斜面はラッセル大変だし、雪崩もおっかなそう…。月山スキー場がオープンするこの時期に来るのが正解のようでした。 明日は月山から北月山荘に抜けるルートの予定。一緒に行くメンバーとは、道の駅三川で合流します。温泉は道の駅併設の田田(でんでん)へ。そして、同じく道の駅併設のスーパー『ラコス』で酒や惣菜を買い込み、夕食&宴会へと突入!今日も遅くまで飲んでしまいました…。しかし、道の駅にスーパーがあると便利!コンビニもあれば尚いいのに!
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