栂池から白馬乗鞍岳 山スキー
この週末は名古屋時代の山仲間4団体が集結しての山スキー。愛知県に1年ほど住んでいたことがあるんですが、その時に腰掛け程度に所属していた名古屋ASC山岳会ゆかりのメンバーです。今ではみなさん方々の山岳会(TOKIアルパイン、グリズリー、マツキン)に散りましたが、OB会という名目で集まろうと、昨年の沢シーズンから始まった企画であります。
各会で誘い合わせ、初対面の人も約3名。知ってる人もスキーというより「沢屋」のイメージが強い面々なので、行き先はベッタベタに栂池からのハクノリ往復。本日山スキーデビューという人もいて、変なとこ行って戻って来れなくなったら大変ですからね〜。大町に集合して栂池に向かいます。今年に入ってずっと寒い日が続いていましたが、昨日から春の陽気です。雪は期待できませんが、なんとか天気は持ってくれそうな感じです。
ゴンドラを降りて、ロープウェイ駅の先からスタート。本日山スキーデビューのKさんの板とシールが嫌な予感…。板とシールの寸法が全然合ってません…。どうも間違ったサイズを渡されたようですね〜。店も店ですが、本人も一度来る前に合わせておかないとね〜。まあ、こんなこともあるんだって感じです。栂池のスキー場に居残りですね。
さて出発。気温高いです。上はヒートテックに半袖Tシャツで十分!空は湿っぽく真っ青とは言えませんが、白馬三山とかしっかり見えてて上々の天気と言えます。林道は順調でしたが、成城大の小屋から先はだんだんと個人の差が出てきました。一昔前の道具でしかも数年ぶり山スキーのM田さんがもがき始めます。天狗原の台上手前で分離となりました。
天狗原の下の斜面は悪雪確実!前日晴れてるので悪雪でないわけがないでしょう。天狗原からは風が強くなります。白馬三山にも怪しい雲がかかり始めます。まあ、まだ大丈夫でしょうとハクノリ斜面に取り付きます。ハクノリ斜面は吹き溜まりで重パウを想像しましたが、モナカチックなところ、堅いバーン、マシっぽいところが入り混じっています。こりゃ滑る時は気が抜けないな…。
風が強くて辛いので、傾斜が少し弱まるところで登るのやめ。岩の間で滑る準備です。登るのもややこしい雪だったので、だいぶ後と差が付いてしまいました。1人は中腹で断念。中腹でやめるのが一番かしこかったかも…?風が強い以外は悪くなくて、滑り出しからは天狗原が見下ろせ、その向こうには頸城三山他の山々が。さあ、その天狗原に向けて滑り込みます。
最初は難しめの堅い斜面。そのうち表面が割れるようになります。こうなると曲がるのも大変。テレマークは不可能なので、なんとか転ばないこと優先で降ります。下から見てると、みんなボテボテ転びまくってて面白かったです。とくにグリズリーの2人は板が細くて大変だったことでしょう。中段のモナカ具合が一番ひどかったですね。下の方は滑りやすい雪のところもありました。ほんのチョットでしたが…。
さて、次はもっと大変そうな天狗原の斜面です。分離したM田さんを捜索しながら降ります。幸いに上から見て左側の沢形を滑ってる姿を発見。そっちに行きます。せっかくなのでテレマークにチャレンジ!二度転倒。横転と前転の各1回ずつでした。なかなか難儀な雪でした。滑るのは大変だけど、楽しいことに変わりはありません。まあ、普通の山行だったら、この天気でここには絶対に来ませんが…。 悪雪を察知してか、今日のハクノリは静かでした。天気も微妙といえば微妙でしたからね。ハクノリまで登ってたのは、他に3人だけだったような。天狗原の斜面もかなり少なめと思われます。下で会ったマー君、まきchin隊は若栗までのツアー。賞味期限の長い北斜面が中心なので楽しめたことでしょう。裏ヒヨの入込はどうだったのかな?
大町の俵屋で餃子をお持ち帰りし、常盤のベイシアで酒とつまみを買い込んで、本日の宴会場&宿泊先でありますSさん邸(亭)へ。中華のオードブルとキムチ汁、その他手作りの料理を用意してくれてて感謝であります。酒は品揃えも量もバッチリです。飲み出すといつものように調子良くなり、あっという間に酔っ払い完成!今回は長期戦。夜中の2時を過ぎてやっとお開きとなりました。最後まで残ったのは3人でした。明日は赤禿山の予定。予報は雨だか雪だか…。悪いのは間違いない感じ。果たして決行するんでしょうか?
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