|
| 北アルプス全山縦走 |
(第29日目)
|
| 針ノ木峠⇒蓮華岳⇒船窪 |
| 日時 |
1998年8月20日(木) |
| 天気 |
くもりのち晴れ |
| 宿泊地 |
船窪 テン場 |
蓮華岳から南は北アルプスのなかでも指折りのマイナーな山域。すれ違う人もほとんどいない。
|
8月も後半になり、日の出がだいぶ遅くなってきた。これまで3時半くらいに起きていたが、明かりのこととか考えると、4時起床くらいにしたほうが良さそうだ。天気は予報に反してくもり空。夜は雨もぱらついていた。でも、爺ヶ岳への稜線はなんとなくわかり、種池の灯りが見えていた。
| 針ノ木峠(6:00発)⇒蓮華岳(7:02〜30)⇒北葛乗越(8:33〜9:00)⇒北葛岳(9:53〜10:30)⇒七倉乗越(10:57〜11:05)⇒七倉岳(11:51〜12:20)⇒船窪テン場(12:52着) |
蓮華岳へと登るにつれて、霧の中へと入っていく。急登が終わるとなだらかな斜面が続く。そして下り始めたのでおかしいなと思い地図を見たら、山頂はさらに先にあるようだった。たまに体が振られるほどの強い風が吹いている。山頂に着くと雨が降り出してきた。安曇野から見える山で、目立つ山の1つだったので、期待していたが残念。粘りたかったが、この天気ではそんな気になれない。
下り始めて少しのところで、白いコマクサが咲いていた。蓮華の大下りは、はじめはザクザクの小石の斜面を下り、尾根がやせてからは浮石だらけの急降下。2回もこけてしまった。ここは標高差があってきついかもしれないが、登りに使ったほうがいいと思った。
北葛乗越には船窪方面からの先客が1人。6時に船窪小屋を出てきたらしい。雨は止み、カッパを脱ぐ。ここは良いテン場になっていた。知っていれば初日ここまで来ておいて、2日目に烏帽子まで行くというのも考えられたかな。北葛岳までは標高差280mの登り。山頂に着いた頃、少しだけ蓮華岳の山頂が見えた。少し粘ろうか・・・。
北葛からの下りでひざが痛くなった。今まで何ともなかったのに、ここにきて・・・。あまりひどくなると、今後の山行の続行にも影響を与えかねない。七倉乗越ではまた雨が降り出す。今日はもう晴れないのか。七倉岳の登りは、北葛岳の登りよりも楽に見えていたが、いざ登ってみるとアップダウンがあり、傾斜もきつかった。
七倉岳にて
 |
七倉岳に着くと、明日歩く船窪岳から不動岳にかけての稜線が見えた。こっち側は崩壊しまくりだ。今日同様アップダウンがきつそうだ。晴れ間が少しずつ多くなってきて、しぶとかった針ノ木岳山頂の雲も取れた。いったん小屋に行って受付する。テン場は思ったよりも小屋から離れていた。
テン場にはもちろん誰もいない。今日は1人しかすれ違わなかった。北アルプスの中でも、有数のマイナーな山域なのだろう。水場に行くがえらい遠い。しかも水が出ているところは崩落しており、ロープにつかまりながら水を汲まなければならない。落ちたら谷底だ。こんなんだと知っていれば、サンダルで来なかったのに・・・。あとで聞いた話だと、水場で転落死した人がいたらしい。
すっかり天気も良くなり、外にマットを敷いてごろ寝。高校野球を聞いたり、おかしをボリボリ食ったり。日が隠れるまでは、暑くてテントには入っていられなかった。明日も好天が期待できそうなのでウキウキしてくる。
|